陸上競技が残した3つの財産 人間関係が生み出すエネルギー

 

取り組んでいたスポーツ

陸上競技(小学6年〜高校3年まで 7年間)

①人間関係

部員
 部活での仲間と仲良くなれたのはかなり大きかったですね。
 昔は時間が守れなかった人間で、よく寝坊したりしてました。それでよく自己嫌悪になってましたが、友人が「お前またかよ(笑)」と笑って励ましてくれたことがすごくありがたくて、救われてました。
 そんな友人がいたからこそ中学3年間は陸上を続けられました。
 これが結局僕にとって最も重要なことの1つだったと思います。

クラスメイト
 陸上で少々運動能力が高まったおかげで、コミュニケーション能力が低かった僕にも話しかけてくれる人が増えました。
 コミュ力高い人なんかは自分の面白い部分を引き出してくれて、自分もすごく楽しい時間を過ごせました。
 クラスメイトに仲良い人ができたおかげで自分自身を認められました。それもあって大会では謎の自信に満ち満ちていて、格上の相手にも「負けるわけないやろ」とめちゃめちゃ強気でした。そのおかげもあって中学時代は結果もそこそこ出せて終われました。

好きな人
 これは陸上の記録が良くなった原因として一番大きいです。僕は好きな人が同じ部内にいたのでその人によく見られたいという思いで、自分でも考えられないほど練習で記録を出しました。今考えてもあの時が人生で最も最大出力を出せていたと思います。走っているだけなのに全身の筋肉に電撃が走るような感覚。本当に限界まで追い込めてたと思います。そしてその感覚は中学以来体験していません。
 好きな人やクラスメイト、部活の友達、と中学時代は本当に人間関係にめぐまれて陸上競技も大好きになりました。

②健康

食事
 高校時代は意識が高まったせいか食事の勉強や、走りの技術を勉強し始めました。
 現在は陸上競技はやっていませんが、体に良い食事内容や食べ方などは今でも役立っています。
 食事は体調管理にも使えますし、体調が良いと脳が冴えます

運動習慣
 7年間の陸上の前にも器械体操をやったりサッカーをやってました。
 その習慣のおかげで今でも筋力トレーニングを続けています。
 運動は気分を改善してくれるのでこの習慣はメンタルコントロールにもすごく役立ちます。

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人間関係
 中学時代は人間関係が良かったので、何をやるにも体が元気でした。
 病はきからというように、常に落ち込んでいることがあるとやはり体調も崩しやすいのではないでしょうか。
 その点で言うと人間関係も健康を作る一つの要素だと思い、書かせていただきました。

③精神

メンタルコントロール
 モヤモヤしているときや、何となくやる気が出ない時も陸上を通して、運動することで改善された時が多いです。
 練習自体はきついものが多かったですが、練習後にはすっきりしていて清々し気持ちになります。

やればできる
 陸上を続けることで記録が伸びて結果が出る。シンプルなことですが、これによって勉強でも陸上の結果に比例するかのように徐々に成果が出ました。
 中学の初めの頃は評定オール3くらいでしたが卒業時にはオール4.2くらいになっていた気がします。
 少なくとも学生時代は勉強に苦手意識があったので、そんな自分でも多少なりと伸ばすことができるのかと思えたのが陸上のおかげなのです。

嫌悪
 これは高校時代に多かったものです。中学時代よりも誠実生が少々高くなり、簡単に言えば真面目になりました。大会までの計画も念密にたてましたし、自分に対してハードルを高く挙げてました。
 しかし自分に厳しくしすぎたせいか、多少の挫折やサボりも許容できなくなり、自己嫌悪に苛まれました。「なぜ自分で決めたことをやり通せないのだ」と。そうして自分を責めると次にはさらにハードに設定しました。
 しかし当然、前回でさえやり通せなかったことをさらにハードにしてもできるはずもなくさらに自己嫌悪に陥りました。
 高校時代はこれのループでした。結果もそこまでのびず気持ちだけが先行してしまった感じです。
 今ではその事実を客観的に分析して、うまく活用できています。
 嫌悪感を感じないように工夫し、自分の弱さも受け入れながら何に対しても取り組むことが大切だと気づいたのです。
 ちなみにトップの画像はそんな自分の高校時代の写真です(笑)