フリーターのきつさと喜び 暇な時間が自分が何者かを教えてくれた

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 僕は19歳のフリーターです。大学を3ヶ月で辞めて1年間フリーターとして生活してきました。

 フリーターと聞くとネガティブなイメージが多いかもしれません。今回は僕がフリータとして活動してみた経験を書いてみたいと思います。

 大学を辞めようか迷っている方、フリーターとして生活されている方などの参考になれば嬉しいです!

良かったこと3選

①アルバイト生活を体験できたこと

アルバイト生活をした理由 

 フリーターとなると実家暮らしはちょっと息苦しくて、一人暮らしをするために安いアパートを借りて生活しました。

僕が大学を辞める前は親に経済的な援助をしてもらうことに一切の抵抗はありませんでしたが、フリーターになったことで「自分のことは自分でやらないと」と考え始め、経済的にある程度自立することを決断しました。

アルバイト生活の実態

 アルバイトでの生活はかなりギリギリの生活でした。欲しいものは月に5000円まで、食費は業務スーパーで安い冷凍食品や缶詰を買って節約したりしました。怪我をしても病院に行くことが難しかったりもしました。

 アルバイト生活を経験して最低レベルの生活を送ったことで、「何かに失敗しても意外となんとかなるかも」と思えるようになった気がします。

②焦りが力になったこと

焦りの正体

 フリーターをしていると周りの人間と自分を比較してしまい、自分が何もしていない間にみんなはどんどん成長しているのではないか、と不安になりました。

 その不安は自分の頭の中で勝手に生み出されたもので、むしろ久々に友人に会ってみると、みんなそこまで必死に勉強してたり将来のことを考えたりしてるわけでもないものです。

 同じ歳の人と関わることが少ないので、学生時代のように周りを見ながら自分が正しい道を歩めているのか確認することができあません。自分が今進んでいる道があっているのかと焦りながら生活していました。

焦りがもたらしてくれたもの

 その焦りこそが力になりました。常に遅れをとっているのではないかと思い、自分が仕事のために勉強してきたプログラミング言語を毎日のように勉強し続けましたし、規則正しすぎるくらいの生活をして食事、睡眠、運動と基本的なことも頭の回転のために徹底しました。

 この焦りのおかげで良い行動が続いていきました。そして行動が継続されると成果までは行かずとも成長が目に見えてわかるようになり、行動の原動力が「焦り」から「内発的なモチベーション」(もっと貴重な体験ができることや、新しい発見があることなど)に変わり焦りが楽しさへシフトチェンジしていきました。

今でも多少の焦りはある

 今もフリーターとして勉強中なので多少なりと焦りは存在しますが、その焦りは行動を促してくれるので力に変えていけると思います。

③自分の理解が深まったこと

暇な時間が自分が何者かを教えてくれた

 フリーターとして生活しているとバイト以外の時間が結構暇になります。暇な時間は何かしないとつまらないですから、何かをしようと考えるのですが、「自分は何が好きだったのだろう」「どうすれば良い時間を過ごせるのだろうか」と考え始めました。

 それを理解するために、毎日の行動をメモしておいて1日の終わりにその行動メモに対して満足度がどのくらいだったかつけてみました。その結果は僕は自分を高めたり成長させたりする時間と人と関わっている時間が好きなのだと理解できました。

 こうして自分を理解することで将来的にどんな生活がしたいのかにも応用することができました。僕の場合、自分を大いに成長させて色々な人と関われる生活を目指せば良いのだと気がつけたのです。

 

 さてここまで良かったことを書いてきましたが当然ながら他人に協調しない生活というのは辛さや苦しみが伴いました。ここからはそのことについてお話しできればと思います!

辛かったこと3選

①アルバイト

 飲食店のアルバイトでしたのですごく忙しかったです。飲食のアルバイトは初めてだったので覚えるのに少し時間がかかりました。やはり入った当初はミスが多かったり分からないことが多く、社員さんに怒られことは多々ありました。毎日のように怒られているとフリーターであることもあり肩身が狭くなる感じがしてきます。

 そんな日々でアルバイトになれるまでの期間は少々辛かったです。

②焦りと不安

 先ほどもお話ししましたが周りを見て自分の行動が正しいかどうか判断してきた学生時代とは異なり、自分が正しい道を進めているのかと常に不安ではありました。特に一人暮らしをし始めてまもない頃は、焦りや不安に駆り立てられて行動してもなかなか目に見えた成果や成長が出ず、焦りや不安に押し潰されそうな日々でした。

③体調を崩した

 精神的なストレスが大きく、しかし自分の力でなんとかしてやる!という思いもあり頑張っていましたが、一人暮らしをしてから数ヶ月後に体調を大きく崩して1ヶ月ほど強い頭痛に襲われました。幸いその時期は緊急事態宣言のおかげで給付金が入って生活できていましたが、病院に行くお金もないため、インターネットで調べた解消方法を実践していました。

 これは一人暮らしで最も苦しかったです。何をするにも大きな頭痛が出てこの1ヶ月は正気を保つことが難しかったほどです。

 今考えると病院に行けないリスクは大きすぎたなと思います。体を壊さないように心がけるのも当然ですが、人間なのでそういう時もあります。最低限の費用で生活している人は気をつけた方が良いかもしれません。

後書き

 以上がフリーターをして良かったこと、辛かったことです。他にも色々なエピソードがありますのでそちらについても以後お話しできればと思います。

 今後も僕の体験談が誰かの役に立てば嬉しいです!